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抗CCP抗体検査で関節リウマチの早期診断が可能になるかも。
関節リウマチが疑われるが診断基準を満たさない症例は日常診療において少なくありません。

H18年4月20日の日本リウマチ学会シンポジウム「RAの早期診断」で、「抗CCP抗体陽性であれば抗リウマチ薬治療を開始すべき」とする見解が京都大学の三森氏から報告されました。 
抗CCP抗体は、早期関節リウマチの診断で有用性が実証されつつあるもので、その感度と特異度の高さから、有力なマーカーとして期待されています。

対象は初診時診断が未確定の関節炎患者さん100例を追跡調査しています。結果は抗CCP抗体が陽性でリウマチ因子も陽性の場合診断率は80%と高率でした。
抗CCP抗体陽性でリウマチ因子陰性では診断率は70%に下がっていました。また、抗CCP抗体が陰性でリウマチ因子陽性の場合は、診断率は22%、抗CCP抗体陰性、リウマチ因子陰性の場合は、診断率は17%に過ぎませんでした。

つまり、抗CCP抗体陽性であれば70%以上の確率で関節リウマチと診断でき、さらに抗CCP抗体はRAと非RAの早期に層別化する能力に優れ、臨床経過を予測し、早期診断と早期治療指針において有用な血清マーカーであるとの結論付けています。


抗CCP抗体とは?

角質化上皮中のシトルリン化たんぱく質フィラグリンペプチドを環状化したもので、血液検査で測定できます。

RAにおける感度は87.6%,特異度は88.9%,リウマチ因子(RF)陰性のRAにおいても70%程度の陽性率を示し,また早期RAにおいてもRFよりも陽性率が高いことから,今後RA早期診断のうえでよりよいマーカーになる可能性が高いです.