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身長が縮むのはなぜ?                          
 
 原発性骨粗鬆症の治療は、いつから始めたほうが良いのでしょうか?
 最も重要なことは、女性なら生理が止まったいわゆる閉経のあと、男性なら50才以上の人にレントゲン検査で、脊椎椎体圧迫骨折や股関節近位部骨折)があれば、骨密度検査の結果によらず、直ちに治療の対象となります。
 また、脊椎椎体圧迫骨折や股関節近位部骨折以外のちょっとしたことで骨折する場合は、骨密度検査で骨減少状態とわかれば、治療の対象になります。
   どうして骨粗鬆症になるの?
 
 骨粗鬆症の治療薬は、大きく分けて骨吸収抑制剤と骨形成促進剤に分けられます。
 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2011年版には、左記のように骨密度・椎体骨折・非椎体骨折・大腿骨近位部骨折の4項目について個別に推奨グレードがあります。
   どうして骨粗鬆症になるの?
  まずは、骨密度検査。
検査部位として効き目がわかりやすいのが、腰椎での検査です。大腿骨近位部や前腕骨はそれに比べ劣ります。
 現在、骨芽細胞に直接効果のある骨形成促進剤であるテリパラチドの効果について、腰や股関節では骨密度増強効果が明らかに認められますが、一方前腕骨で検査した場合は全く効果の判定ができないと報告があります。
「治療して、効いた」とわからない検査をしても医師・検査技師そして患者さんの治療に対するモチベーションは上がらないでしょう。
従って、2013年初頭から、日本骨粗鬆症学会の方針として、原則骨密度測定部位は、腰椎と大腿骨近位部と定められます。
 
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